まってます②

○届くかな?

そもそもここの寮の、荷物受け取りシステムはこんなかんじだったはず

宅配業者→寮のオフィス→オフィスからの不在通知inポスト→受取

これが、昨今のテロの煽りをうけて、こんなかんじに変更されたらしい

宅配業者→寮のオフィス→電話→(不在なら)直近の郵便局へ取りに行く

 

しかしChronopostを使用した場合、彼らは荷物を自分たちの集積所にもって返ってしまうらしい(空港付近。とっても遠い。)

 

つまり、不在時の受取方法は

宅配業者がやってくるのを待ち構える→捕獲

以外にはないということらしい。日中仕事してたらどうするつもりなんだ!

 

○傾向と対策

結局どうしたかというと、オフィスの前で待つ、これにつきる。

昨日は考えが足りず、自分の寮の階段で待ちぼうけをしていたのだ。それにしたってくるのが早すぎたと思うんだけど。

とにかく同じ轍は踏みたくない。奇異の目に晒されながらオフィスのソファーで待つ。

もちろん昨日と同じようにはしない。

まず、再配達のフォームのその他の箇所に書いた。

Telephonez a moi quand vous arrivez devant le batiment svp

(建物の前ついたら電話してけれ)

そして万一建物に直接来た場合にも備えて、同じ文言をポストと部屋の前に貼り付ける。

高度セキュリティが叫ばれる時代によくもこんなにダダ漏らしたもんだ。

 

○ 邂逅

まつこと1時間。電話したり本読んだりしてたら窓の外に大きめのトラックが!

あれかな!あれかな!

止まっておもむろに電話を取り出す運ちゃん、鳴り出す私の携帯

運ちゃん「Bonjour(以下聞き取れず」

おで「すぐいきます!(日本語)」

窓叩いたら流石にビビられた。だろうね!

 

受取には身分証が必要らしいので、パスポートを提示したらすぐにわたしてくれた。

ありがとうお兄さん!ありがとうChronopost!丁寧に仕事しろ!

 

○結論

・荷物の追跡ができるだけでも儲けもんChronopostは使える

・しかし、荷物到着予定時刻の1時間だけは拘束されるから注意されたし

・手早く済ませるには、どこかに電話しろって書いておこう

・ここはフランスだ。過度な期待はやめよう

・おかあさんありがとう。栗鹿の子は超大事にたべるよ

 

いずれまた使うことがあるだろうから、こんどはスムーズになんとかしたい。

 

 

 

まってます①

○おちゃめな母からの小包が届くよ

日本での手違いで出国前につかなかった国際学生証を送付するついでに、なんかほしいものない?と聞かれて特に返事をしなかったら、いつの間にかダンボール1箱ぶんになったらしい。一体なにが入ってるんだろうか。生物だろうか。

送料払うぐらいなら行こうかしら。なんていうぐらいだからかなりお高かったのだろう。ありがたいやらおちゃめやら

○小包が日本を出たよ

何分海外に荷物を発送したことがないせいで、慌てふためく母と私。

母曰く、つまり日本の郵便屋さん曰くフランスまでは3〜4日で届くらしい。

なんでもこのサービス、ネットで荷物の配送状況が確認できるらしい!ええ!フランス宛なのにこんなことできるんだ!すごい!

発送日が1月12日(フランス時間)、翌13日には税関を通過していた。はやーい!グローバリゼーショーン

 

○小包がレンヌに…

しばらく着状況を見ていたらどうやら無事にレンヌまでには入ったらしい。

土日を挟んで16日(月)、知らない番号からショートメールが

 

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おー、悪名高いフランスの郵便でも時間指定(お客さんの)とかするんだ。

とりあえず待つ。待つ。待つ。(玄関で)

 

 

こない。

 

時間もすぎておかしいなと思い、ポストを見るとこんなやつが。

 

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ワレ不在票だけ入れてったんかい。

間違いなく指定された時間に寮の玄関先にいたので、おそらく先に来てこれだけ置いて行かれたのですね。なんなんだ。

そもそもこの寮の荷物受け取りシステムがあやふやなのもあるが、これは一体どういうことなのだろうか。

 

○いざ再配達へ

どうやら不在票の案内に従って確認すると、どうやらきっちり持ち帰られていたらしいです。いやー、どうしてなかなか。日本の輸送システムってすごかったんだねぇ。不在票にドライバーの電話番号書いてあったし、トイレのスキを狙ってやってくる以外は概ね時間通りだし。

無事に受け取れるのだろうか。明日の配達を待つ。

 

CIREFEのテスト

この時間にきてねーと言われたので9時少し前にオフィスにいくと、長蛇の列。

予想はしていたけど、受付にえらい時間がかかっているようだった。

 

おで「すんません、この時間に来いって言われたから来たんですけど」

おばちゃん「なんか用紙もってないの?」

私「いや、もってないっす」

おばちゃん「えーなんでよ!記入してもってこないとだめなのよ」

私「でもテストうけねばだから…」

 

ここで多少たらい回しにされて、パスポートを見せてようやくテストを受けれることになりました。もうしょうがないんだ。全員が把握しているとか、事前ミーティングがあるとか、そういうwell-organizedを期待してはいけないんだ…

 

なんとか教室に座って、やってきた楽しそうなおばちゃんが用紙を配る。

この人のフランス語が一番わかりやすかった。英語はしゃべれないの…と言われたけど、それでもよくわかったよ!ありがとう!よくきいたらCIREFEの講師の方らしい。納得。名前は覚えられなかったけど、顔は覚えたからあとから言いに行こう。

 

テストの前にパーソナルデータ(国籍、学歴、家族や収入の有無、こられない日)などを記入する。

おそらくこのテストは語学学校に通う人全員に共通するもので、日中学部の授業を受けているひとや、仕事をしているひとも含まれているのでこういう項目があるのだろう。

 

記入している途中で先生が「このテストは受かったり落ちたりするんじゃなくて、ベストなクラスを選ぶためのものだからリラックスして!」と。そしてとても励まされる。

 

テストは10:00〜11:15、問題は3問。

基本的には語彙と文法を見るためのものらしい。

 

1問目

写真をみてその様子を説明しなさい。(70文字)

今回は家族らしき人たちが食事を楽しんでいる様子だった。

 

2問目

写真をみて、想像できる会話を書きなさい(150文字)

ただし、一言目は与えられている。

おそらく、「じいちゃん;最近仕事はどう?」

だったので、

娘;○○

じいちゃん;○○

のように続けて書いていく形式。

あとで発覚したんだけど、travailler とvoyager を読み間違えた疑惑が発生。知っているフリしていろんな時制を使ってみたけど、合っている気がしない。

 

3問目

選択式問題。【環境問題は大事か】か【伝統はrespectされるべきか】のどちらかについての自分のオピニオンを書く問題。これは字数制限なし。

まず、環境問題と伝統を語れるだけのボキャブラリーがない。

つぎにエッセイを書けるだけのロジカルな頭がない

最後に時間が差し迫ってて余裕がない

この三重苦を乗り越えた末に、なんともふわっとした文章を時間いっぱいで提出してかえりましたとさ。

 

先生も言っていたとおり、良いクラスを選ぶためのテストなのだから気張る必要はないけど、自分の実力をきちんと出すために事前の準備(一度似たような問題をやってみて、セルフもしくは誰かに添削してもらう)はしておいてもいいかもしれない。闇雲に単語集みても、ほしいフレーズは意外と載ってなかった。(それゆえとか、一方でとか、にもかかわらず、とか)

帰っていそいそと自国のフランス語の授業のノートを取り出して復習しましたとさ。

 

 

 

ついてたよレンヌ

<8日から13日までの生存記録>
○眠ったように死んでました。

TGVにのって8日にレンヌに入りました。大荷物抱えてのメトロは怖すぎました。

が、パリに比べて駅がきれい。電車も綺麗。途中で酔っ払いが載ってきたときは若干死を覚悟したけど、それでも大丈夫な感じ。しかし早い。やや酔う。

どうにか入寮したけど、説明やらオリエンテーションが全部フランス語。全然サバじゃない。

しかし一方でこっちのひどいフランス語も結構普通に聞いてくれるのはとてもありがたい。

知らん言語を聞き続けてるのって、想像以上にストレスなんだとおもう。毎晩夜は爆睡してます。たぶんいびきもかいてる。もしかしたら時差ボケかもしれない。

 

○うまい

普通のスーパーに初めていきました。カルフールさまさま。

基本的に野菜が安い。乳製品が安い。パンがうまい。フライパンがないので、とりあえずは生野菜+スープでしのいでます。が、何の問題もない。どうしたものか。

 

○適当

多分フランス語において、well-organized って言葉は無いんだと思う。って言うぐらい事務仕事は適当。そして煩雑。

CAF(住宅手当)やら保険やらBanqueやら、とても煩雑&適当!

金曜日にもらえますよと言われたStudent IDは未だもらえず。

自国の留学生への対応がほんとに神がかっていたんだなというのを再認識する。

繰り返していうけど、それでもこちらの適当なフランス語をなんとか理解してくれるのでとてもうれしい。なんか通じた気になる。

 

CAF/保険/CIREFEのすてきな対応については今度記録に残す。

これは後世に残すべきものだ。

 

ついたよパリ④

 

○さむい

ほんとにさむい。部屋の中の無駄な機密性のせいで全くわからなかったけどほんとにさむい。

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よくみたら池凍ってるじゃないか!鳥あるいてる!

日本の東北地方に長いこといたものですから、寒さなんてものは隣の家の幼なじみみたいなもんでしたの。純朴少女だとおもってたの。

あいつ都会に出た途端に染まってしまいやがった。着ていたものでは太刀打ちできずにやむなく一時帰還。風邪も若干ぶりかえす。

 

○オルセー美術感

駅舎を改装した建物ってぐらいだからとんでもなく入り組んでるんだとおもったら、圧巻

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なんだろう。ハリーポッターみたーい

お目当の印象派を見に行くためには5回に上がってね!途中までは階段だよ!ですって。苦行かな?

でも乗り越えた末のモネは沁みるね。

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モネじゃないけど。

パリの美術館って、これみたことあるー!が10ふんに1回ぐらいは保障されてるのかな?なので、世界史とかの資料集とか読んできたらスタンプラリーとかできるのかもしれない。

美術自体にそこまで興味ないとこんなもん。ていうか風邪よ。

 

○タワーリベンジと捕物

パリの夜景でも拝み倒してやろうとエッフェル塔再チャレンジも雨なので中止に。

途中で、野良おみやげ屋の兄ちゃんとポリスの追っかけっこがみれた。徒歩で走り去るお兄ちゃん。チャリなので中々道路渡れないポリスメン。罪状はスリとかかな

 

○スーパーツンデレ

ホステル付近のスーパーにずっとお世話になってたんだけど、黒人のいかついお兄さんの無愛想さでフランスの洗礼を受けてた。

風邪ひきのコーラとレンチンパスタ持って並んで会計済ませてたら

 

お兄さん「マフラーさげろや」

わたし「あやしくないです」

お兄さん「フランス語話せんのか」

わたし「あんまわからんです」

お兄さん「どっからきたんや」

わたし「じゃぽん」

お兄さん「旦那おるんか」

わたし「おらんです」

お兄さん「じゃ、ぼくが旦那さんな」

隣のお姉さん「爆笑」

 

このあとニコニコしながら手振ってくれたから少なくとも悪意はないな?フレンチジョークってこんなかんじ?あんまり真顔でいうから枯れススキは本気にするんでやめてください!帰るまでには是非フレンチジョークをものにしたいものですな。

 

そういや観光客相手のキャッチなんかにも一切引っかからず、あまつさえ知らん観光客に写真撮ってと頼まれる始末。どういう顔して歩いてたんだろうか。わたしったら。

 

○あしたはレンヌですって

早めに寝ます。葛根湯頑張れ。

ついたよパリ③

○さむい

この部屋のオフトゥンは薄い。マットレスはふかふかだけど掛布は薄めの毛布のみ。しかも私は必要以上に寝相が悪い。朝起きたら毛布はベッドの下だよ。わかるよ。ただし、建物自体があったかいから凍死するようなかんじはない。これが仇になった。

外に出て歩くとわかりやすく疲れる。若干の寒気もする。そういえば年末結構酷めの風邪をひいてた気がする。ぶり返すとはこのことか。

 

とおもったら単純に薄着だっただけかもしれない。寒さは視覚では伝わらない。

 

○あいさつ

どこいってもぼんじゅーぼんじゅー言ってるから、併せてぼんじゅーぼんじゅー言ってるが、果たしてこれのタイミングはどうあるべきなのか?忙しめのパン屋さんや観光地っぽいところは揃って店側の先出しぼんじゅーだった。しかし出国前のレクチャーでは客側からの先制ぼんじゅーが正解らしい。どれなんだ。

地下鉄の駅を聞きに入った案内所のおじさんに駆けつけいっぱい質問したら、グッモーニンと返された。やはり挨拶は大事らしい。スーパーのお姉さんに先制ぼんじゅーを仕掛けど無視される。これは悲しい。

 

○サクレクール

ほんとにいた。手首に紐巻いてくる黒人!

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ハープにもチューニングが必要だという当たり前の事実を再確認した。

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ぱりひろーい

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ルーブル

出国前に2時間でルーブルを回ろう的な番組を見た。流し見だったが、けっこう綺麗にまとまってて、なるほどルーブルなんて三時間ぐらいでなんとかなるんだな?と意気揚々とはいってみる

 

とんでもねえな?

写真撮るのも忘れるぐらい広い。どこに行ってもなんとなく見たことある何かにぶち当たる。ふっと横見たらフルーツおじさん(四季)がかかってる。

 

美術とかあんま興味ない人は、巨大な迷路として行くとなかなか趣があるのでおすすめ。それかどうぶつの森で美術品集めてたタイプの人にもおすすめ。つねきちの腕利き具合がわかるよ。

 

でもやっぱりこれは感動した。

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サモトラケのニケ。通称ナイキ

 

○マルシェ

最寄駅からホステルまでのあいだにちっちゃいマルシェがあった

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みたことある食べ物からみたことない食べ物までよりどりみどり。

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これを

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こうやってたべた。生鮮食品はまたこんど。

ついたよパリ②

 

○すげーよく寝た

 

起きて0730。着替えもせずにそのまま寝たせいでやや汗臭い。とりあえず例の朝食を食べに行く。

コートを着たムッシューがバゲットとパンオショコラとオレンジジュースとカフェオレ出してくれた。この人昨日すれ違った時不審者だと思ってた。ごめんムッシュー。

初パンはハードル上げきってしまった手前そんなにうまくはなかった。日本のチョココロネが人だとするならN2爆弾ぐらいのもん。まだ使徒は倒せない。

風呂入って、まるでしてこなかった下調べ(地下鉄の駅の名前)だけして、とりあえず出てみた。1030

○地下鉄

ストップアンドゴーが激しすぎて若干酔った

古い方のやつは手で開けるんだね!

あとこのシステムはチケット買う気失せるなぁってぐらいガバガバ。

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エッフェル塔

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一年間お世話になります。よろしくお願いします。

 

○船

セーヌ川セーヌ川うっさいからセーヌ川のバス乗った。2日で19€。難点は何分おきにくるのかわからないところ。本日は2回乗船。2本目は隣のカップルがずーっとチュッチュしておった。我慢しろ。隣のおじさんが困ってるだろう?

 

○観光

船が観光地付近に止まってくれるからとりあえずいってみる。

サンジェルマン寺院

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周辺はアーティスティックなギャラリーやら大学やらでシュッとしてた。白金から品川方面の風情

 

ノートルダムダム

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 周りは華やか。大きめの代官山かな?

 

いっとくけど、この二つにたどり着くまでに30分以上は迷ってる。やはり地図は持つべきだ。

この時点で1630ぐらい。

 

シャンゼリゼ通りと凱旋門

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ここはいい。わかりやすくキラキラしてるから地図がなくてもどれだかわかる。街全体がそうだけど、まだクリスマス終わってなかった。日本じゃ松も明けたというのに。

もちろん歌いながら歩いたが、近づくにつれて表参道と銀座を合わせたような装いを見せてきたので小声にシフトチェンジした。

 

ここが、水曜どうでしょう伝説の企画の起点の地か…!うわー!いかなきゃ!北欧!

凱旋門をなんていうのか英語でもフランス語でも知らなかったのはここだけの話。

 

○モンマルトルで迷子

かえってこようと地下鉄に乗って、最寄りに着いたはいいけどそこからの道がわからない。

とりあえず勘を信じて坂を登るも一向につく気配がない。周りは暗い。寒い。疲れた。

なんとかうぁいふぁいキャッチして道を探すと反対方向に歩いてきてたらしい。いいホテルなんだけど神かくしにあいがち。

近くにあったスーパーでサラダと水とヨーグルトを購入。噂の通りハムとチーズのコーナーが、衛生用品の棚と同じサイズで展開されてる。絶対足りないから隣のケバブ屋でクレープを購入。バカウマ。チーズが。

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○むっちゃあるいた

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