異文化コミュニケーション

◎パリ再び

日本からくる友人と、同時期に留学して来た友人に会いにパリ再び。なんどきてもメトロは覚えられないけれど、soldeの時期もあいまってとんでもない人混みに流されてそこかしこを歩く歩く。早くもレンヌに帰りたくなったよ。

 

◎ホステル

Fiap jean Monette というホテルに泊まりました。宿泊費をなるだけケチりたい派なので、基本的にホステル泊なのだけど、ここは本当に綺麗。二段ベッドが堅牢な作りで寝返り打っても揺れない。6人部屋にトイレ2つ、シャワーブース2つ。朝食無料。ベッドにはそれぞれ照明とUSB電源という、ホステルにありがちな二大問題を一気に解決するユニットが完備。これで一泊約20€だからほんともうありがたい。あとめっちゃきれい。

 

が、同室の人間に難があった。

先に言っておくが、私は寝るときいびきをかく。ちょっと恥ずかしいので治したいとは思っているけれど自覚症状がないせいで必要に迫られず、ずっと持て余している状態だ。

それを踏まえて、

 

◎vsロシア人

基本ホステルなんてのは知らない人の相部屋なわけだから、なるだけ部屋の人間の快適最大公約数を求めるべきものだと考えていた。一宿のルーミーになるだけ迷惑をかけないで己の快適さは己で確保すべきだと考えてきた。もちろんいびきは他人の害になりうるので、できる範囲の対策をとるべきなのは自明だと、おもっていた。

 

ロシアから来たその女は、開口一番『電気つけないで』といった。全く意味がわからない。部屋には誰かが寝てる様子もなく、真っ暗な部屋に女が一人。おばけかよ。

『わたし光に敏感で、ここの電気が強すぎるの。だから電気消して』

まあそんなこともあるだろう。白人目の色素薄いらしいし。わたしは指示に従った。今思えばこれが間違いだった。その後ロシア女はバスルームから漏れる光や個人用のライトにも文句をつけ出す。なんなんだこいつ。

レンヌからの移動と冷えから疲れ切ったわたしはベッドにはいるとすぐに意識がすっとんだ。あたたかいお布団最高。とおもってたら、誰かに叩かれる。ロシア人だ。『いびきかいてるでしょ?やめてくれない?』

『わたしじゃないんだけど』寝ぼけた私はそう答えた。嘘ですごめん。

でもいびきの止め方なんて知らない。イコール寝るなってことなのだろうか。それは無理な話だだってここ私のベッドだし眠いし…と思ってたら再び起こされる『うるさくて寝れないっていってるでしょ。端っこで寝てくれない?』

この人いびきがコントロール出来るものかどうか知らないのかな?さっきまで若干感じていた罪悪感が一気に怒りにかわった。止めれるもんなら随分前から止めてるわ。なんでお前に気を使い続けなければならないんだ。だいたい私が使ってるのは部屋の端のベットだ。ここからさらに端によれというのか。お前は部屋の真ん中にわざわざ移動して来てるというのに。

その後、ロシアからの直接攻撃及び静かにしろ攻撃は止むことなく、浅い眠りのままなんとなく気持ち悪く朝を迎えました。友人は一睡もできなかったそうな。そいつの声の方がよっぽどうるさかったけど、申し訳ねえ。

ベッドの脇に光と音を防げるであろうアイマスクもヘッドホンもあるのに使った形跡はなさそうで、人にうるさいと指摘する割にはドアの開け閉めもやかましくて、寒い寒いと言いながら薄着だし、眩しいから電気を消せという割にスマホガン見してるし、なんなんですかね、埋まればいいのに。

 

ちなみに同様の攻撃は翌夜も続きましたが、ガン無視を決め込むことで難を逃れました。何度か来た気がするけど、知らないや。

偶然火災報知器が鳴って、逃げなくてはならない時も『なんでみんな私を寝かせてくれないの?』とゴネてたからそのままローストされれば良いのにと思ったのは内緒。

 

何が言いたいかというと、自分は努力せず他人をどうにかして自分の快適さを求めるタイプの人にはあんまりホステルタイプは向いてないから諦めてシングル取りなよって話でした。

 

 

いびき、治んないかなぁ