DELFうけてきた

語学学校での1学期も終え、待ちに待った夏休みの前にDELFを受けて来ました。

 

 

 

www.delfdalf.jp

 

 

 

受けようと思った理由は、自分の習熟度を測る・資格を得たいなどではなく、

合格証に受験地が入るから。

かっこよくない?フランスでとったDELFって響き。本場って感じ!

 

で、今学期のクラスわけの結果と記念受験だったためB1を受けて来ました。

ちなみにB1こんなかんじ

DELF B1レベルでは、使用者は自立可能になります。やりとりを維持すること、議論を理解、継続し、自分の見解や意見を述べることができます。日常生活の予期せぬ状況にも対処できます。

ヨーロッパ言語共通参照枠では、B1レベルの使用者が以下の言語的課題を達成できるとしています:

 

 

理解すること

聞くこと

仕事、学校、娯楽で普段出会うような身近な話題について、明瞭で標準的な話し方の会話なら要点を理解することができる。話し方が比較的ゆっくり、はっきりとしているなら、時事問題や、個人的もしくは仕事上の話題についても、多くのラジオやテレビ番組の要点を理解することができる。

読むこと

よく使われる日常言語や、自分の仕事関連の言葉で書かれた文章なら理解できる。起こったこと、感情、希望が表現されている私信を理解できる。

話すこと

やりとり

当該言語圏の旅行中に起こりやすいたいていの状況に対処することができる。例えば、家族や趣味、仕事、旅行、最近の出来事など、日常生活に直接関係のあることや個人的な関心事について、準備なしで会話に入ることができる。

表現

自分の経験や出来事、夢や希望、野心を簡単な方法で語ることができる。意見や計画に対する理由や説明を簡潔に示すことができる。物語を語ったり、本や映画のあらすじを話し、またそれに対する感想・考えを表現できる。

書くこと

書くこと

身近で個人的に関心のある話題について、簡単でつながりのある文章を書くことができる。私信で経験や印象を書くことができる。

 

http://www.delfdalf.jp/b1/b1_jp.htm

各セクション25点×4=100点満点で、合格点は50点。

一見低そうだけどいやー、できる気がしないね!

 

 

○対策したこと

特にないです。

というのも、

試験日:5月18日(筆記・リスニング)/22日(口頭試問)

期末試験:5月15日~19日

だったためスーパー忙しく、また期末の内容も(当然ですが)かなりDELFの内容と重複していたため、これといってやったことはありません。学内の図書館で対策用の本を借りに図書館に行ったのが、15日(月)という意識の低さには呆れて物も言えませんね。

事前の模試では、Comprehention d'orale (リスニング)が驚異の9/25点だったので、口から泡を吹きました。これで受かるにはComprehantion d'ecrite (リーディング)が満点ペースじゃないと追いつかない!

語彙がない 耳が慣れない わからない

語彙がないので、そもそもの話題について行けない

話題がわかっても話が早すぎるので展開について行けない

展開がわかってても問題になっているところだけが聞けない

夏休み中になんとかできたらいいとおもいます。

 

Production Orale (スピーキング)だけは、休日に友達に泣きついて本番形式の練習をしてもらいました。

 

○本番当日

集合時間から遅れること10分、試験官数名が入って来ました。入り口で一人ずつ点呼とIDチェックがはじまり慌てるわたし。たまたまチェック係が担当の先生だったので合間に聞いてみた。

私「身分証明書って学生証でもいい?」

先生「いや、今日はパスポートないと受けれんよ?」

私「まじで?わすれたわ」

先生「受験票に書いてあるから、ないと入れられないよ」

 

ここはフレンチルール適用されないのね!

いやー試験会場家の前でよかった。

入場するとき「わたしは、あなたのこと知ってるんだけどね。ごめん」と言われたので苦笑いしておきました。読まなかった私が悪いんですけどね。

 

○試験内容

リスニング

よく覚えてない

ただ問題集でやっていた物や授業で扱っていた教材に比べてややスピードが遅かったので、いつもより拾える単語が多かったかな・・・?レベル

ただのdiscrimination(チェック形式)なら簡単だけども、途中途中に文章で答えを書かせる問題もあるせいで、まともに解けば時間が足りず、皆目検討もつかないと回答時間が余るという数学のテストのような状況になる。今回はギリ余らず。

 

リーディング

2パート

1つめは、4つの選択肢の中から最も条件に合う物を探す問題。

今回は、本の好みと書籍の紹介記事(短い)。条件は本の長さや、扱う題材、受賞作かどうか等5つほどある。丁寧によんでいけば大丈夫。

2つ目は長文読解。題材は傷物野菜の販売方法についてだった。これもdiscrimination とphraseのミックス。特に練習等はやらなかったけれど、リスニングのボロ雑巾具合に比べれば回答に自信が滲む。多分字も違ってた。

 

ライティング

近頃返された作文の添削があまりに多く、やや自信を失っていたパート。

よくよく見直すと、助動詞や単純なスペルミスなんかのおっちょこで失点していただけで本当はちゃんとかけるんじゃないか説を証明するために、早めに書き上げて見直しにあてる。はずだったのだけれど、存外にきっちきちの時間で書きました。

自分の意見や考え をきちんと示すことを重要視されると風の噂で聞いたけれど、本当なのかしら。

今回のトピックは『外国語パートナーマッチングサービスの利用者の声』

こうやって書くといかがわしい(原題: le voix du tandem linguistique )

 

スピーキング

面談15分間+準備時間10分=25分

3パートに分けられる。面接官が時間を測ってくれ

いきなりメモを準備しだしたから何事かと思ったら「これは普通だからね!」だって。ほんとかな。全体的に試験管はフレンドリーだった。

①自己紹介(準備なし)

ある程度の自己紹介をして、それについて面接官がいくつか質問をする。

名前・年齢・職業・家族構成・フランスの滞在期間について

なんかを行ったところで、どうしてフランス語を学ぶのか?なんかを聞かれた

 

②ロールプレイ(準備なし)

机の上にいくつか紙を並べられ、そのうち2まいを引く。

お題・シチュエーションが書いてあり、黙読後2枚のうち1つを選ぶ。

私のお題は

あなたはレストランではたらいてますが、フランス語を上達させるために学校に通いたいと思ってます。でもボスは反対してるので説得してください。

だった。なんだそれ。学業の自由だと思う!

さっきまでフレンドリーだった試験官も役になりきるのでやや怖い。結果的には金銭補助をいただくことになった。

 

③プレゼン(準備あり)

このパートは事前に10分間の準備期間がもらえる。

試験会場に入る前、試験準備室で②と同じ形式で1つ記事を選ぶ。10分の間に記事を黙読し、下書き用紙を使って下準備をする。

試験会場に入ったあと、その記事について説明し自分の意見を述べ、試験官からの質問を受ける。

 

最初この記事を引いた時、2つともタイトルの意味が全くわからなくて、頭の中ではゴングが鳴り響いていた。それでも10分かければおおよその意味は掴めるもので、なんとか「携帯・車・運転中・仕事・責任・事故」ぐらいのキーワードだけを引っ張り出してこねくりまわして、説明をした。

論理だてて話すときに必要なこと(まず初めに、次に、なぜなら的なやつ)があやふやなまま出かけてなるだけシンプルにシンプルにいようとすると、脳内迷子になりやすいのでおすすめです。

 

試験後たまたま近くを通った担任に、オーラルの試験で大事なことはわからないから黙るのではなく、わからないなら試験官に尋ねてなんとかわかろうとする姿勢だといわれました。なんで試験前に教えてくれなかったかな。

 

○結果的に

まだ結果もでてないのでなんとも言えませんが、次回頑張ってB2といわずC1取れたらいいなと思う反面、来学期終了時に、どうしてそんな大きいこと言ったんだろう…と深く後悔する自分の姿もよく見えるので、この想いではそっと胸にしまっておきたいと思います。